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16.ぷりんの空を飛んだモル その3

2004/01/1618:18

 帰国3日前の夜から、ぷりんは友人の家へお泊まりです。次の日には今まで住んでいた部屋を引き払いホテルに移るので、朝からごたごたするからです。実をいうと随分前からごたごたはしていたんです。船便で荷物を送ったり家具や食器、生活雑貨類を売ったり捨てたり譲ったり…。そんな大騒ぎを横目にぷりんは結構マイペース。お泊まり先はライバル…あ、いや、お友達のいる「あの」おうちなので、何度か行って慣れているし、きっと大丈夫でしょう。

 帰国2日前、数日前から手伝いに来てくれている母とホテルに荷物を運び部屋の掃除の仕上げ。こんなに広い部屋だったっけ?なんて思いつつ、3年以上暮らした部屋にお別れしました。 それにしてもぷりんを預けたのは正解でした。移動も掃除も、人の分だけで精一杯。なんせ持ち帰る荷物は30kgを4つです! 掃除も洗剤をがんがん使うのでぷりんには毒ですし、疲れはてて面倒などとてもみれません。

 帰国前日。米国最後の日を楽しんで、夜、友人達にお別れをし、ぷりんを引き取りました。pudding21.jpg (12 k)明日の出発が早いので今日は内緒でホテルにお泊まりしてしまうのです(これはここを読んだ人だけの秘密ですよ!)  ばれたらヤバいしテロ騒ぎの余波で警備も厳しいので、どうやって持ち込むかは悩みましたが結局、キャリーごと紙袋に入れて運んだら大丈夫でした。ホテルでは外に出すわけにはいかないのでぷりんにはキャリーの中で頑張ってもらいました。もちろん食事や水はたっぷりあげました。好物のニンジンも多めに。そして掃除もしっかりです。

 その夜、テロ騒ぎの続きで「カリフォルニアの橋が狙われているかも」というニュースを知りました。そのため明日は休業するオフィスもあるそうです。サンフランシスコには大きな橋が2つ、ゴールデンゲートブリッジと地震で落ちたベイブリッジがあります。もしも明日どちらかがやられてしまったら……!! しかし今さら予定を変えるわけにもいかず、恐怖を感じつつ明日は早めに空港へ向かう事にしました。

 帰国当日。水OK餌OKシーツOK、ぷりんの食欲もOK! 牧草を多めに入れていよいよ出発です。テロも起きず、道も空いていたので空港にはかなり早くつきました。予想以上にがらがらのカウンターで緊張しながらぷりんの搭乗手続きをしました。何をするのかと思ったら、お金を払って手荷物のチケットをもらっただけで、ぷりんの入ったキャリー、の入った紙袋はノーチェックで済みました。

 カフェテリアで朝食を取りながら時間潰しをして、第2関門の手荷物チェックへと向かいました。ここで一体どういうチェックが必要なのか? 予想もつかないので係の人に聞いてみると「ペットだけ飼い主が持って人と一緒に金属チェックを受け、キャリーは手荷物として赤外線に通す」との事。赤外線に通さないのでほっとはしましたが、後ろに人が並んでいる前でキャリーを開けてぷりんを出して…という作業はけっこう焦ってしまって大変でした。もちろんぷりんはわけが分からず、なすがままでした。その後待ち合い室ではぷりん入った紙袋がごそごそ動き、飼い主がそれに声をかけ…と、なかなか怪しかったと思うのですが、気にとめる人は一人もおらず(何せガラガラでしたので)。 飛行機に乗り込む時も何ごとも無く、普通の手荷物のように乗り込みました。

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