一緒に飛行機に乗れそうな事が分かり「連れて帰りたい」度合いが一気に増しました。しかしぷりんは耐えられるのか? よく考えて後悔のないようにしなければなりません。
まず、移動時間中はキャリーを出られない事。放し飼いのぷりんにはつらい事でしょう。ですが緊張している時はあまり動かないし、ある程度の広さがあれば大丈夫かもという勝手な考えをする事もできます。次はエサの問題。乗る何時間か前までに食事を終わらせなければいけないのに乗る時に食事は入れられない。これで到着までお腹が持つでしょうか? しかし敷物として牧草を敷いておけばごまかせるでしょうし、ぷりんは飼い主の足下にいるので内緒でおやつあげる事も可能でしょう。問題は移動中の音や気圧等環境の変化によるぷりんへのストレスです。ですが、…これも勝手な考え方ではあるのですが、1歳半のイキの良い時期であり、何があっても食べる事のできるぷりんなら耐えてくれるのではないかという希望を持って、1日だけ頑張ってもらって残り一生の幸せを保証できる道、一緒に帰国の方を選択しました。
連れて帰ると決めたからには最良の状態を作ってあげるのが飼い主の義務であります。まずは規定サイズのキャリーを用意して慣れさせる事から始めました。本当はソフトタイプの鞄のようなキャリーを使ってみたかったのですが店員さんに「噛んでしまう可能性がある」と言われ、あきらめて1番小さいプラスティックのキャリーを購入しました。箱をまん中で上下にぱかっと開けるタイプです。本当は入り口のついた物が良かったのですけれど、高さの関係で断念しました。
フタを開けておいて牧草を入れるのをぷりんは興味を持って見ています。どうするかな〜?と思ったら、さすがは食いしん坊、警戒する事もなくぴょんと中へ入って食べ始めました。ちょうど良いのでそこを餌場と決め、他にはいっさい置かないようにしておいたら、1週間後にはそこを寝床にするようになりました。その後キャリーで外出して外の騒音に慣れさせようかとも思ったのですが、キャリー嫌いになってしまっては困るのでそれはやめ、一発勝負する事としました。
水入れも新しいのを買いました。キャリーの中に納まるようにしなくてはならないので内側から取り付け可能な物を探しました。おやつも機内で内緒であげる事ができる様、キャリーの隙間から入るくらい粒が小さいのを入手しましたが、人工の香りがきつくてマズいらしく全然食べないので、野菜を小さく切って持って行く事にしました。床は水もれ防止の為ペットシーツを用意し、シーツを食べないように上から新聞紙でくるみ、その上に牧草をしく事にしました。
その頃、世界は9月11日の飛行機テロ事件によって恐怖の中にありました。飼い主も飛行機に乗る恐怖を感じつつ、決行日を待っていました。中でも最大の恐怖は警備が厳しくなって動物が乗れないのではないかという事で、次が、その前日の日本での狂牛病発見によって、キャリーに敷いた牧草を取り上げられるのではないかという不安でした。
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